パソコンのCPUの意味って?種類による特徴や体感差ってあるの?(2018年版)

めちゃ疲れたでござる

予想以上にお客さんがたんまりんこ(´・ω・`)<挨拶

 

最近はパソコン初心者さんの来店が結構多いみたいだね。

質問攻めに合うこともしばしば。今日はそんな中、「やっぱわかんない人多いんだろうな~」って思うことが多い質問

「CPUの種類別による特徴の違いや、体感差」に対してお答えしよっかなーって思うよん!

 

目次

そもそもとして、パソコンのパーツの「CPU」とは何ぞや?

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中央演算処理装置( ー`дー´)キリッ

とか専門用語を並べて語ってもいいんだけど

お堅いこと書いてもムズイから出来るだけ簡単に書いてくねw

 

もっとも簡単な表現をするならば、CPU = 人間の脳みそに当たる部分だねw

人間でいう頭脳の部分だから、ここの「性能」が高いほど、効率よく仕事を事が出来るわけ!

 

何処で、CPUの性能の”良し悪し”を判断したらいいの?

 

パソコンショップで店員やってて、良く聞かれる事の一つとして、

「CPUって何ですか?どこで良し悪し判断してんのー?」って聞かれることが多いw

 

で、例えば ”Core i7-14700KF” というCPUが有るとするよね。

これは一般向けCPUのハイエンドクラス(上位クラス)のCPUなんだけどね(厳密にはCore i9という一つ上のCPUもある)

 

“Core i7”というのがintelのCPUのブランドの名称なんだよね。

ただ、Core iの後ろに付いてる数字にもちゃんと意味があるんだよね。3、5、7、9と付くんだけど、数字が上な程、性能が高いんだよね。

そして高性能な分、値段も高くなる感じかな!

 

他にも、CPUの種類があるんだけど、それらはどんな役割をする物なの?

 

さっき説明したCore iシリーズの他にも、

PentiumCeleronという様に、CPUには種類があるんだけど、これらは基本的に、”Core i”シリーズより性能が劣る物になるんだよね。

詳しくは、後程語るね!

 

じゃあ、Core i7(ブランド)の後ろの数字と記号は何を表してるの?

“14700” ってのはそのCPU(頭脳)の世代とモデルナンバー。“KF” はそのCPUのグレード(特性、性格)を表してる。

自作PCをいじる人や、これからPCを組みたい人なら、この辺も抑えておいた方が良いね!

 

世代について

世代というのは、新しければ新しい程、そのCPUの中身の技術が進化してたりする。ただ新しいから性能が良い。という訳では無いんだよね。

 

モデルナンバーについて

大事なのがその後ろからで、700という数字はモデルナンバー。この14世代のi7は700番台しかない(近年のi7は700しかない)から、

説明が出来ないんだけど、例えば、10世代のCore i5だと600、500、400とモデルナンバーが存在するんだよね。

このナンバーが大きければ大きい程、CPUの周波数高かったりする(ゲームなど、1個あたりのコアのクロック数を要求するものには有利になる。)

 

末尾(サフィックス)について

で、末尾のグレードなんだけど、付いてる末尾によってCPUの特性が違うって話だんだけど、

 

具体的には、Kだと倍率ロックフリーだったりする。これはオーバークロックというクロックを手動で引き上げる事が出来る機能が解放されてるモデル。

K付きだと、クロック数も最初から高めだったりする。同系列のCPUの中でも性能が高めだと思えばいいかな。

(オーバークロックは下手するとCPUを壊す恐れがあるので、自己責任で!)

 

Fだと、グラフィックチップが非搭載なCPUになる。つまり別途グラフィックボードという物が無いと映像を出力できないんだよね。

(最初からグラフィックボードを買う予定が無い、組み込む予定が無い場合は、Fは避けた方がいいかな。)

 

Tだと、省電力CPUで発熱も少なかったりする。その分最低動作周波数が低かったり、最高周波数も他モデルより低かったりする部分はあるね

 

で!KFっていうのは、さっきの説明を合わせたもので、Kは倍率ロックフリー(性能高め)、Fはグラフィックチップ非搭載。

つまり、高性能CPUかつグラフィックボード必須なCPUって事。「まぁどうせ、グラフィックボード高性能なの買うし!」っていう、ゲーマーの人の選択肢になるCPUだね~!


※ただKFの注意点としては、グラフィックボードが故障すると、画面に出力する手段が無くなってしまうんだよね。

「グラフィックボードが壊れた!!!やべぇ…どうしよ(汗)」って、いざって時に困らないように、初めて自作したい人やめちゃPC初心者な人は、末尾F付を避けた方がいいかなぁ…と。

それか、予備に中古でも良いから、こんな感じの安っすいグラフィックボードで良いんで持っておくと救済になるかと思うよ~。

(超余談だけど、700番台以前をストックにするのは辞めといた方が良いと思います…たしかUEFIとCMS関係の設定で弾かれるので…説明が長くなるので深くは語らないですが)


こんな具合に、「Core i7」の数字、その後ろの世代も大事だけど、グレードや末尾にも意味があって大事なんだよ!ってまずは認識して置いてほしいかな!

 

(余談)ノートパソコンの末尾(サフィックス)はもーっとややこしい!!なので別途記事あります!

 

CPUの後ろのMQとかHQ,MとかUって意味あるの?(ノートPC編)

2016年7月9日

ちなみに、ノートパソコンの末尾(グレードの部分)もたくさん種類があって、VやらHやらPやらUと本当にややこしい!

なので!別途記事上げてるから良かったらチェックしてみてね!

 

(余談) CPUについて調べるとよく見かけるコアとスレッドってどんな意味なん?

欲しいパソコンが見つかって、「これ良いなぁ…CPUってどんなスペックなんだろう?」と思い、

CPUを実際調べてみると、「コア数?スレッド数?どんな意味?」って思った事ある人、いるんじゃないかな?

 

CPUは人間の脳のようなもの。って冒頭で言ったんだけど、コア数やスレッド数を脳で表すのはちょっと難しい話なんだよね。(CPUがそれだけ複雑になり過ぎて)

で、今回はCPUのコア数やスレッド数といった内部の話を「銀行の窓口」に置き換えて説明するぞい!

 

へたくそならが、図を用意してみたヨ!例えるのは8コア16スレッドの例!

で、図の様にCPUは銀行の建物(箱)で、コア数を窓口と銀行員さんスレッド数を窓口の前にある椅子に例えて説明するよ!

 

今回窓口(コア)が8個があり、各窓口の前に椅子が16個(スレッド)ある訳なんだけど、

椅子が各窓口の前に2つある事で、お客さん2人を同時に処理できる。(片方を案内して、片方を書類書きしてもらうみたいな!)

コレがコアとスレッドの役割なんだよね。コアは実際の受付場所の数(物理コアという)、スレッドは椅子の数。即ち処理に入れる数(論理コアという)

うーん…なんとなくでも伝わればいいんだけどなぁ…(;・∀・) 難しいよね!

 

例えば、これが窓口が8個、椅子が8個だったら効率が悪いと思わない?w(コレが8コア8スレッドって事)

窓口8個が全部埋まってしまったら、後ろで待つ人が出てきて「まだ終わらんの…前の人の手続き…。」ってなるよね?

けど、8か所の窓口に各2個椅子を置いて、合計16個になったら窓口の効率が上がると思わない?(コレが8コア16スレッド)

銀行員の人が、右の人には書類を渡して書いてもらう。左の人には口座について説明!みたいなね!

 

つまり、コア数もスレッド数も多ければ多いほど、パソコンの効率が上がる→性能が良いって事。

 

(余談2) 各Core iブランドのコアとスレッド数について

 

Core i7

 

第14世代は、(Pコア)8コア、(Eコア)12コア、28スレッド 

第13世代は、(Pコア)8コア、(Eコア)8コア、24スレッド 

第12世代は、(Pコア)8コア、(Eコア)4コア、20スレッド 

第10、11世代は8コア16スレッド

第9世代は8コア 8スレッド

第8世代は6コア 12スレッド

 

Core i5

 

第14世代は、(Pコア)6コア、(Eコア)8コア、20スレッド

※第14世代モデルナンバー400番台は、(Pコア)6コア、(Eコア)4コア、16スレッド

第13世代は、(Pコア)6コア、(Eコア)8コア、20スレッド

※第13世代モデルナンバー400番台は、(Pコア)6コア、(Eコア)4コア、16スレッド

第12世代は、(Pコア)6コア、(Eコア)0コア、12スレッド

※第12世代末尾K,KFは(Pコア)6コア、(Eコア)4コア、16スレッド

第10、11世代は6コア12スレッド

第9世代は6コア 6スレッド

第8世代は6コア 6スレッド

 

Core i3

 

第12~14世代は、(Pコア)4コア、(Eコア)0コア、8スレッド

第10世代は4コア8スレッド

第8、9世代は4コア 4スレッド

 

CPUによってどんな特徴があるの?体感差とかは?

 

さっき触れたように、CPUには”Core”シリーズの他に、CeleronやPentium,Atomといった色々な種類がある

 

「名前を聞いただけだと、何のこっちゃねん!」って思う人もおそらく一杯居ると思うから、

性能の高い順に説明してくね!

 

Core i7 (コアアイセブン)

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⇒ INTEL インテル CPU Corei7-9700K INTEL300シリーズ Chipsetマザーボード対応 BX80684I79700K【BOX】

intelから出てる最上位クラス(フラグシップ)CPUだね!

SteamやOriginなどで

配信されてるような最新の超綺麗なグラフィックなゲーム

(PUGBとかグランドセフトオート Forza等など・・)

 

高解像度の動画編集

画像編集なんか扱う人は、このCPUを選んだ方が無難かね。

予算に余裕があって、

常に最先端に触れたいって人なら、Core i7が搭載されてるPC

自作PCを組みたい人は、Core i7のCPUパーツを選ぼう!

 

ただネットを軽く見る人、音楽聴いたり、

ビジネス向け用途 (Word Excel)なんか扱う程度の人なら

 

下位モデルのCore i5 やi3でも

個人的にはいいかなぁなんて思ってたりね!

 

Core i5 (コアアイファイブ)

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INTEL インテル Corei5-9600K INTEL300シリーズ Chipsetマザーボード対応 BX80684I59600K【BOX】

 

立ち位置的には、ミドルハイクラス。

「ゲームそこそこやるぞー!」「動画編集もそこそこするぞー!」

けど別に、「どれもそこまで最高画質は求めてない!」

って人ならこのCPUでも十分ヌルヌル動く。

 

普段使いの体感的には個人的な意見だけど

そんなに、i7と変わらないw

 

だから、「無難に。でもストレスは感じたくない!」

けど「費用は抑えたい!」って人には

結構このCPUはオススメ!

 

くるとんもこのCPUでずっとやってきてるけど

不満は特にないかなw

Core i3 (コアアイスリー)

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インテル Intel CPU Core i3-8100 3.6GHz 6Mキャッシュ 4コア/4スレッド LGA1151 BX80684I38100【BOX】

ミドルクラスCPUで、丁度中間的な立ち位置にあるよ。

 

普段からPCは使うけど

「重い処理を扱う作業はしない」

「ネット見たり動画みたり、軽いゲーム 動画を弄る程度」

な用途だけど

「動作の俊敏さは、そこそこほしい!」って人にはコレかな。

 

用途次第ではストレスを感じるかもしれないけど、

軽作業なら、まずまず満足の行く性能じゃないかな?って思う

「概ね満足!」というラインを突きたいならコレ!

 

blog主も、Core i3を長期間使ってた時期があったよ

 

自分も”Core i3 3220″ってCPUを

2年くらい使ってた時期があるけど

 

ゲームも解像度を落とせばそこそこ出来るし、

動画編集も凝らなければまぁ出来る範囲。

紙芝居ゲー程度なら何の問題無しに動いてた。

 

動画編集もPowerDirector12でやってたけど、

エンコードにかかる時間以外は概ね満足してた。

 

Pentium(ペンティアム)

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⇒ Intel CPU Pentium G5400 3.7GHz 4Mキャッシュ 2コア/4スレッド LGA1151 BX80684G5400【BOX】

ミドルロークラスのCPU で、

Core i3の廉価CPUとして認知されてるかなw

 

内部構造的な詳しい話はここではしないけど、

構造としては、Core i3に似てるけど性能は少し下げられてる物。

 

常時パソコンを使うけど、複数の作業を同時に行わない人。

本当に軽くパソコンを弄る程度の人向け。

 

ちなみに、読みを「ペンティウム」とか「ペンチウム」とか

読んでる人を前に見たけど間違えだよん。正しくは「ペンティアム」。

 

blog主も、Pentiumを昔使ってた時期があるよ!

 

自分は昔”Pentium DualCore E5300″を使ってたけど、

意外とCPUのお値段にしては優秀な印象を持ってるw

 

コストパフォーマンス重視なCPUといった感じかな。

 

Celeron(セレロン)

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⇒ インテル Intel CPU Celeron G4900 3.1GHz 2Mキャッシュ 2コア/2スレッド LGA1151 BX80684G4900【BOX】

ロークラスCPU エントリーCPUといった印象

完全なる軽作業向けCPU。複数作業は向かないかな。

ゲームは本当にブラウザゲーでも物によってはきつい場面もある。

 

エンコードは・・・うーん 

長時間 終わるまで待つことが出来る人ならOK!(ポジティブ精神重要)

その分Celeronが乗ってるPCはお値段が非常に安い事が多いよ!

 

 

でも最近のCeleronは結構優秀で

昔のCore 2には匹敵する物もあるから

用途次第ではメインで使ってる人もいるね

 

一般的にはサブPCとして持っておく感じ。

あと、外で軽くPCを触る人向け。

 

Atom(アトム)

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ローエンドCPUで、ネットを見たり WordExcelをするのが限界かな。

小型端末に入ってるCPUとしては結構出来る子で、

主にタブレットや小型端末に搭載されてることが多いかな

 

一般PCライクで使うのは厳しいけど

低価格かつ超低消費電力という意味でのパフォーマンスは高いw

 

ちなみに、読み方は「アトム」だよ。「エイトム」では無いよ。

 

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ネットを見たり、SNS見たい程度ならお手の物。

最近のATOMはかなり優秀に見えるので正直甲乙つけがたい・・・

 

主にWindowsタブレットや、

androidタブレットに搭載されてるCPUで

Celeronと同等かそれより性能が低いものと思ってもらってOK!

 

(というのもAtomは世代によってかなり変わるから)

 

体感的な性能差って、どんな順番で、どの程度の差な感じ?(あくまで個人的な経験と体感)

 

体感的には、個人的な意見だから

たぶん意見は割れるかもだけど、あくまで普段使いの範囲でだけど、

 

Core i7 = Core i5 >> Core i3 >Pentium >> Celeron >Atom

 

という具合かな。

 

CPUの特徴や体感差について まとめだよ!

 

CPUの性能で、パソコンを選ぶ際は、

「自分の用途が今どの程度なのか」

「今後用途が膨らんでいく予定はあるのだろうか!」

その辺を考慮して考えてチョイスする必要はあるかなw

 

自作PCを組んでる人なら

「CPUを乗せ換えれば、性能が高くなる!」って発想になるけど

一般のメーカーPCは乗せ換えすると保障対象外になったり

場合によってはPCが動かなくなるかもだから

やらない方が良いと思うよん!

 

だからこそ、

自分の今と今後を見据えた、

パソコン選び(CPU選び)は需要だと思うわだよん!

メモリとかSSDに交換しても、限度はあるわけだからね!

 

 

ってことで、長くなっちまったー!

ってことで今日の記事はこのへんで!ノシ

 

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